6,からくり [→このページのまえは、
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「わかったわ。祐くんのお願い事をきくから。ひとつ教えて」
「なんだい、先生」
「どうして百点がとれたの。祐くんの実力を疑うわけじゃないけど、前回まであんなに悪かったのに、急に百点とるなのて…。カンニングとかしてないわよね…?」
祐樹はふふふと笑った。
「失礼だな!悪いことはしてないよ。いいよ先生、教えてあげる」
祐樹は机のなかから過去数回分のテストをとりだした。
どれも、赤点のふるわない点数だ。
「実はこれはぼくの答案じゃないんだ」
紗江はおどろいて「どういうことよ。だって名前はあなたのものじゃない。字もそうよ」
「先生、よくみて。消しゴムでけしたあとがあるでしょう」
紗江は答案をライトにすかしてみた。
すると、祐樹がいうとおり、答案のほとんどの箇所に、鉛筆の文字をけしたあとが残っている。
「今回の満点のテストをみて。消しゴムのあとがないでしょう」
紗江は過去の答案と満点の答案をみくらべた。
たしかに祐樹のいうとおりだ。満点の答案は消しあとがなく、じつにきれいだ。
「いったいどういうこと…?」
紗江はとまどった。
祐樹は「過去の答案は自分の答案じゃない」と言っていた。
でも、字はまぎれもなく祐樹のもの。
ということは。
過去の答案は、だれか点数の悪い人の答案を消しゴムで消して、祐樹がうえから答案を書きいれたものだということか。
「過去の答案は祐樹の答案じゃない」イコール「今回は祐樹の答案」
本当の祐樹のテストはいつも満点ってこと…?
「先生、気づいたようだね。ぼくは天才だからね、テストはいつも満点さ。友達のテストを書き換えて先生にみせてたのさ」
紗江は呆然とした。
なんと手のこんだ仕業だろう。これが中学生の考えることだろうか。
「どうしてこんなことを…?」
祐樹はなおも笑みをうかべたまま「まちろん、先生のヌードをみるためさ」とうそぶいた。
紗江は自分がだまされたことをさとった。だが、それはルール違反ではない。
「わたしの負けね」紗江は素直にかぶとを脱いだ。
「脱ぐわよ、脱げばいいのね」
紗江は立ち上がった。
あまり、いじいじとすると、祐樹の願いごとに意味をもたせてしまう。からりと脱ぐほうど恥ずかしくなくていい。
「先生、うれしいよ。先生のヌードはぜったいキレイだよ」という祐樹の声はさすがに上ずっている。
紗江は、デニムのジーンズに、ストライプの半袖シャツをあわせている。
祐樹は「先生、手伝ってあげるよ」と紗江の背後にのまわった。
半袖シャツのボタンをひとつづつ、はずしていく。
ラクロスのサークル活動できたえた紗江のからだは、うつくしくひきしまっている。
紗江は半袖シャツのまえがはだけていくたびに「あっ…」と声をもらす。
あわいピンク色の
ブラジャーのホックに手をかけると、紗江は「だめ」とかぼそく抵抗した。
祐樹は「先生、ダダをこねちゃ駄目だよ」というと、
ブラジャーを床におとした。
Cカップのバストのうえで、ちいさい乳首が震えている。
教え子に胸を見られてる…
羞恥心が紗江をおそった。だが、からだが妙に熱い。
「先生、なめるよ…」
祐樹は舌先が紗江の
乳首を転がした。
「あんっ…」
だめよ、祐くん…感じちゃう…
「先生、乳首がこりこりしてる…感じてるんだね…」
「うそ…」とかぼそく声をだした紗江だが、すでに全身は切ない快感につつまれていた。
祐樹は紗江のくびれた腰からデニムのジーンズへと両手をはわせた。
ジーンズが、よくしまった、すこしこぶりなヒップをつつんでいる。
祐樹はヒップをもみしだいてから、両脚をジーンズから解放した。
両脚のあいだには、ちいさな下着がまとまっている。
祐樹は下着のうえから、紗江のはずかしいところをやさしくさすった。
「んっ…」
紗江のくちびるから、普段は考えられない可憐な吐息がもれる。
「先生、下着がしめってるよ…」
紗江のからだは敏感に反応してしまっている。
でも、だめよ…このままでは、一線を越えてしまうわ…
紗江は、快感にさからい、あらんかぎりの理性を発揮した。
「…いたずらは、ここまでよ」
紗江は祐樹の手をそっとつかんだ。
祐樹は、ものおしそうな表情を一瞬うかべたが、「わかったよ」と素直に紗江にしたがってくれた。
(たすかった…)
あぶなかった。このまま強引につづけられると、とてもではないが、あらがいきれなかった。
(祐くんがききわけのいい子でよかったわ…)
だが、その祐樹への認識があやまったものであることを、この数日後に、紗江は身をもって知ることになるのである。
つづく [→このページのまえは、
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